イメソンオタクがレミオロメン(藤巻亮太)をオススメしたい件について

イメージソング。二次創作を行う上で自分の好きなCPにぴったりな曲を選び、その曲を聴くながら創作活動をする人、結構いると思います。

ただ、所謂二次元オタクである場合、アニメやゲームとの親和性がないアーティストは聴かない、というケースが往々にしてあります。

 

そこで、僕が世のイメソン厨へ届けたい、「このアーティストの曲聴けば、きっとあなたのCPにぴったりな曲見つかりますよ!」というアーティストを紹介したくなりました。

 

そのアーティストとは……

 

レミオロメン(及び、ボーカルの藤巻亮太さん)』

 

です!!!

 

「粉雪」「3月9日」が圧倒的有名なレミオロメンですが、それ以外の曲を知っている、と言う人は少なく……。しかし、そんなレミオロメンにはたくさんの「推しCP曲」が眠っているのです……!本日はレミオロメン、そしてボーカルの藤巻亮太さんソロ曲から、推しCPイメソンにオススメの曲をいくつかピックアップいたします。

 

その前に……。

そもそも、CPなど色んなCPがあって、「これ」と定義出来るものはないと思います。

なのでここは僕が大好きな「光の主人公×闇堕ちしたライバル(親友・兄弟)」CPをメインに定義したうえでオススメ出来ればと思います。

具体的には……。

 

 『終わりのセラフ』という作品に登場する百夜優一郎くんと百夜ミカエラくんとか……

 

ペルソナ5 新価格版 - PS4

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 『ペルソナ5』に登場する主人公と明智吾郎くんとか……

 

分かる人は、そういう関係性をイメージしながら見ていただければと思います。

とか言いながら、全然関係ないところの話も絶対しちゃうのでその時はご容赦ください……!!!

 

 

***

1曲目:『アイランド』

とにかくダーク。希望の見えない絶望加減が最高……な一曲です。

まず、オススメポイントの歌詞をいくつか抜粋します。

君に好かれて 君からは嫌われたんだ

僕は後ろ側 仮面を忍ばせる

 ああああああもうこの時点で尊い。素直な気持ちを曝け出せなくなって、偽りの自分を演じ始める「僕」。開幕から、暗い雰囲気が漂っております。

光を求めて 闇も捨てきれてなくて

僕は灰色の空を眺めている

 「僕」は恐らく、「光」側に位置するであろう「君」を求めていますが、今存在する「闇」の立ち位置から逃れることも出来ず、どちらでもない不安定な状態に陥っています。救われたい……でも救われない。複雑な状況が、この歌詞から伝わってきます。

蝋燭の灯かり頼って心を旅しているんだよ

そこで見つけてしまった たとえそれが醜さであれ

体温を抱いて呼吸続くよ

 かすかな希望を抱きながら、なんとか自分が目指す道を見つけようとしている「僕」。しかし、結果的に「僕」が見出そうとした終着点は、彼がわずかに抱いていた希望とは相反するものだったのかもしれません。しかし、それでも「僕」は生きていく必要があります。このあたりで「僕」は、行く末を悟り始めるのではないでしょうか。

戻れないかな 戻れないよな

届かないよな それが時なら

遠い記憶の太陽が僕の心に入り込むことはなくて

瞳を閉じて 時は止まらず 人は変われない

 あの頃に戻りたい。でも戻れない。「光」を照らしてくれた君の声ももう届かなくなって、でも残酷に時間は進んで行きます。今、「君」とは交わらなくなった「僕」は諦め、「僕」として生きていくしかないのでしょうか。

彼方から三日月の明かりに照らされた道

僕は何処へ行けばいい 外は冷たい風 星空が揺れているよ

答えを待ち 居場所なくし汚れてしまった

僕の純粋のような 欠けた月の明かりで君の影探しているよ

戻れない 時の波泳いでいるよ

 「僕」はやはり、「君」がいないと生きていけない。「僕」はどんなに小さな希望であったとしても、「君」を追い続けます。その「君」はかつて「僕」が見ていた「君」で、でももうその頃の「君」はいない。そんな無常感を抱きながら、「僕」は絶望の中を生きていく……。

そう、誰もが一度は好きになる「最初すごく仲良かったのに最後の方で戦って大体闇堕ちしてた方のキャラが死ぬか概念化する」CPにぴったりの曲なのです!!!!

なお、この曲自体はレミオロメンのボーカル藤巻亮太さんの(独白に近い)メッセージが強く込められている曲でもあるので、経緯が知りたい方は検索していただけると色々出てきます……(ここでレミオロメンの宣伝)

 

歌詞はこちら

http://j-lyric.net/artist/a000776/l009503.html

 

2曲目:『恋の予感から』

「アイランド」が闇→光だとするなら、こちらは光→闇のような関係性をイメージするのにぴったりの一曲です。

恋の予感からどうにもならない

想いが溢れた

身体の中を駆け巡るんだ

好きだよ それだけ たった一言が

どうしてこんなに胸を締め付ける

「好き」という言葉が、より強い感情に変わっていることを示唆しているこの歌詞。自分から言ったものか、相手から言われたものかはわかりませんが、少なくともこの段階で相手に特別な感情を抱き、その中で葛藤している姿が容易に想像できます。

満ちて欠ける月のような

光も影も僕らの心の姿のまま

「光」として存在する「僕」はわかっているんです。「闇」に堕ちてしまった君の存在すらも超えて、「僕ら」はひとつなんだと。弱い心、冷たい感情はあっても、それを否定する必要はないと「僕」は訴えかけています。

恋の予感から一番大事な

想いが溢れた

君の心に届けたいんだ

好きだよ 好きだよ たったそれだけで

どれだけ追いつめられても

かまわない怖くはない

 「どれだけ~怖くはない」の歌詞が尊いですよね……。光系主人公が攻めになるCPが昔から好きなのですが、ここはそういうキャラの良さを表している部分だと思っています。自分が傷付いてしまっても全てを包み込む覚悟のような……。そのまま闇に染まってしまった「君」が目を覚ましてくれるといいですね……。

 

歌詞はこちら

http://j-lyric.net/artist/a000776/l01d25c.html

 

3曲目:北極星

こちらはレミオロメンではなく、ボーカルの藤巻亮太さんが歌う一曲です。まあ、バンドの曲もほとんど藤巻さんが書かれているんですが笑

ここにいないのにな なぜだか伝わること

話もしないのにな 心を繋げるもの

僕らが過ごした 時間は永遠だよ

終わりがきたとしても それは始まりの意味

だからさ 君が悲しい時 僕は駆けつけるから

真っ直ぐじゃないけど 全部正しくもないけど

僕が選んだ道を これからも歩いてゆく

あの街の景色が 僕らの北極星

世界が回っていても それを信じているよ

だからさ 傷つけ合った日々も 君が好きだった

明確に離れ離れとなった二人。でも、二人は確かに心ではつながっているんです。「君が悲しい時 僕は駆けつけるから」「傷つけ合った日々も 君が好きだった」には特に、二人の強い絆を表しているなあと。

また会おうね 元気でいて

雪深い朝も 星のない夜も

笑いながら 泣きながら 僕らは大人になったね

橋のない川を 船のない海を 風のない空を 光のない森を

超えてゆける 勇気をほら 僕らは心に宿して

 はい。僕が好きなCP、大体最後は片方が死んでしまったり概念になってしまったりするので、ここはもう片方がこの世界にいなくなった前提でいつも僕は聴いています。どんな絶望の中にあっても僕らは勇気を持ってどこへだって行ける、そんな決意で締めくくられているような……。

 

他にもたくさんあるんですが、語りつくせないのでまたいつかのタイミングで……。