2021年も大和選手を応援したい

昨年、大和選手について2本、ブログ記事を書きました。
特に、最初に更新したこちらの記事(https://kerokerokarol.hatenablog.com/entry/2020/07/18/152353)は、多くのファンに読んで頂き、僕自身書いて良かったと思う限りでした。

2020年の大和選手は、打撃成績においてはキャリアハイと言って良い成績を収めました。自己最多の4本塁打をはじめ、打率(.281)や出塁率(.342)、長打率(.387)も規定打席不足ながら過去最高の成績。OPSに至っては、キャリア初の7越え(.729)を果たしています。

 

2021年。
梶谷隆幸選手のFA移籍に伴い、巨人から田中俊太選手が加入。そして、ドラフトでは牧秀悟選手を獲得。内野手争いが過熱する中、大和選手の立ち位置は流動的になる見込みです。

DeNAでの大和選手は、レギュラーで出場することを目標にしてシーズンを戦ってきました。しかし、昨年の契約更改を見る限りでは、ユーティリティとしての出場も厭わない印象があります。練習試合やオープン戦ではセカンド、ショートを守っていることから、調子次第でセカンドやショートでのスタメン、そして、バックアップ要因としての役割が求められそうです。

 

しかし、大和選手に求められる役割は、試合に出場することだけではないように思います。それは、大和選手がチームの最年長選手であることに関連しています。

 

https://sp.baystars.co.jp/entertainment/column/nobu_farm/2019/1007_01.html
こちらは、2019年のチームスタッフの方が書かれたブログ記事です。

 

大和選手が練習熱心で、負けず嫌いな性格なのは阪神時代のファンならご存じかと思いますが、印象的だったのは「若い選手もかなりの刺激をもらってる」の部分でした。
以前公開されていた大和選手のインタビュー記事の中で佐野恵太選手が言及していたように、試合が終わっても納得するまでバットを振り続ける姿勢は、比較的若いチームの鏡になっているんだろうな、と。また、チームスタッフや監督、コーチ陣との橋渡しとして、キャプテンの佐野選手では背負いきれない部分を、フォロー出来る存在である必要があるのかな、と。表面的には引っ張るタイプの選手ではないと思いますが、大和選手の存在が若い選手にとっての刺激であり、拠り所となるなら、それが一番大切な役割なのかな……と外野が勝手に想像しています。

 

全てが順調にいけば、2022年のDeNAベイスターズは、ショートに森敬斗選手を、セカンドに牧選手を置く布陣で、総合的に強化された編成が出来るものと推測しています。今年こそ、大和選手をスタメンで観られる機会はラストチャンスかな、と。

ただ、それが寂しいと思わないのは、大和選手が楽しそうに野球をしてくれているからです。これは、ロッテに移籍した鳥谷敬選手にも言えるのですが、長らく応援していた選手が新天地で溌溂とプレーしているのを観ると、僕はとっても嬉しくなるんです。特に大和選手は、DeNAの移籍で明らかに選手寿命が伸び、打撃面での技術向上も見られ、守備要因だけでなくここぞの代打としての活躍も期待が持てそうな選手に変わりつつあります。

 

30歳という年齢で天然芝から人工芝にホーム球場を移したうえで本格的にショートを守るようになり、試合数が少ないながらも打撃成績において飛躍的に向上を見せた大和選手の姿に、さほど年齢が離れていない身としては、勇気を沢山もらえます。やってみないと判らない、という言葉の通りで、挑戦しないと、何が起こるかわかりません。DeNAベイスターズというチームの行方はもちろんですが、大和選手の姿を追いかけながら、僕もこの一年、充実させられるように頑張りたい。そう思わせてくれる魅力が、大和選手には沢山、溢れています。怪我だけには気を付けて、あと、大和選手のことばっかり書いてますが、チーム一丸となって日本一を目指してほしいと、願っております。