M-1、和牛は2位、上沼さんは審査員引退。

またしても和牛は2位でしたね。

今から何年前か、関西ローカルで「ロケみつ」という番組がありまして。そこで、指示された魚を釣ってご飯にする、みたいな企画に水田さんが出ていたのを見たのが、和牛というコンビを知るきっかけでした。

関西系の漫才にしてはお洒落というか、あまりコテコテしてないというか、こんな漫才やったら関東でも受けそうやな、と思っていた当時。

今や、M-1の常連となり、そして決勝の常連となり、またもや2位という座を射止め……。

ファンとして悔しい!でも面白かった!そしてほかの芸人さんの漫才も面白かった!

 

それでいて、審査員の方々の評価も面白くて。あの場にいた芸人さん、すごい人らに芸のレビューまでしてもらって、多分嬉しかったやろうなと。

 

審査員の中では、僕は上沼恵美子さんが好きで(というか好きになって)。

僕がまだ大阪にいた時は、よくしゃべる悪口ばっか言うおばちゃん、という印象しかなかったのですが、上京して、M-1くらいでしかお見かけする機会がなくなって。いざM-1で上沼さんのコメントを聞くと、優しい人やなって。自分が面白くない、ぐたらないと思った人に向かって、はっきり評価して、「ごめんね」って言える人、そんなに居ないと思うんです。言うだけか、黙って後で裏で「面白なかった」って言うか。だいたいそうなってしまうな、と。

だから、今日「審査員を引退する」って記事を見て、すごく寂しくなりました。もちろん、同じ人がずっと審査するわけにいかんことはわかりますけどね。

上沼さんがおらんなると、ガチで審査する人ばっかになるなぁって。(強いて言うと、オール巨人さんがわりと優しくコメントしてた印象でしたが)

たしかに、私情を挟まずちゃんと評価する人が多いに越したことはないです。でも、人間って、理屈じゃどうにもならない時ってあるじゃないですか。そんな時、理屈を超えて喋ってくれる人、大事じゃないですか?

とか思って。

なんか、ネットニュースだけみて上沼さん批判してる人を見て、まあそういう人もおるかと思いつつ、そういう人が「いろんな人間を受け入れる世の中になるべき」みたいなこと言うてると僕はもっとよく分からなくなって。

結局、自分と合わないガミガミ言う人のいない世界が良い人じゃないですか、そういう人って。ならそう言ってしまえば良いのに。私は都合いい人しか居ない世界になってほしいって。その方が潔いですよね。

なんて、本題から脱線してきましたが。

 

次はリンゴ姉さんの時代ですかね。