「僕が明日死んだなら」

今書こうと考えている小説のタイトルです。

 

主人公はIT企業でエンジニアとして働いている25歳の男。

性格は真面目、それでいて元気が取り柄。

彼が務める会社は、所謂ブラック企業……というよりは、ワーカホリック集団。ただ、そこまで仕事を好きになれなかった主人公は、徐々に周囲との劣等感に苛まれていきます。さらに、残業を重ねた彼の体は気付かぬ間に悲鳴をあげていました。

 

ある日、彼は致命的なバグを残した製品を客先に出荷してしまい、上司から一週間の「業務禁止」命令が下ります。

今までの努力が一瞬にして消えた……そう嘆く主人公は夜、駅で電車を待っているところ、突然身を投げようとします。

 

しかし、主人公は死にません。

その代わり、主人公の目の前にはスーツ姿の男が。

そしてその男は、主人公にこう言います。

 

「どうせ死ぬなら、一度死んだ後の世界を見てみませんか?」

 

これは、しがないエンジニアだった主人公が、突然現れた『死神』を自称する男に死後の世界を見せられ、自分の『生』を見つめ直す物語……です。

 

主人公は半分くらい自分の性格とか経験を基にしていますが、もう半分は小説用に考えました。

この作品はタイトルとは違って、話自体はポップで、別に鬱にならない感じを想定しています。

 

ただ、一度死んでしまおうとした自分が二年経ち、その間に自分と同じ境遇に陥った人を見て、それを助けられない自分を振り返り、『何か出来ないかな』と思ったわけで。

 

自分でも思うんですが、究極まで行くと、人の声は届かないなと。

ただ、そんな時でも音楽や映画、サブカルチャーに救われた人はいるはず。

 

だから、僕は自分の苦しかった日々を抜けるために、『あの時の自分に読んでもらいたい』気持ちでこの小説を書いてみようと思っています。読んでくれるかわからんし、読める時間あるかわからないけど笑

 

近々、小説になろう、かカクヨムで1話をリリースし、以降は一週間ペースで更新しようと思います。また、小説というよりはエッセイのような感覚で読んでもらえるよう、表現はあまり回りくどくならないようにしようと思っています。

 

自分の小説を読んでくださる方が一人でもいれば更新を続けていこうと思いますので、応援よろしくおねがいいたします。