不協和音を味方にしたジョーカーとエキセントリックに溺れた明智君が大好きな話を聞いてくれ

去年から応援し始めた欅坂(けやき坂)46の曲を、今年もよく聴きました。
毎週けやかけとひらがな推しを楽しみにしています。
お金があれば、来年は握手会に行ってみようかなと思うくらいには好きです。
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自分の話はさておき、欅坂46(以下、欅)は思春期の子供たちに刺さりやすい曲をたくさん歌っており、もし自分が10代だったら、もっとのめり込んでいただろうなと思うことがあります。

「10代だったらもっとのめり込んでいた」作品に出会うこと自体はそこそこありますが、
「今の自分ものめり込んでいる」という前条件をつけると、その量はグッと減ります。

欅と同じような理屈で好きなゲームが一つあって、「ペルソナ5」(以下、P5)も10代の頃出会っていたら、と思わせてくれた作品でした。
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ただ、このブログで話したいのは「欅とP5の共通点」みたいな話ではないです。
「自分の好きな世界観を歌うアイドルの楽曲」と「自分の好きな世界観で躍動するキャラクター」を繋ぐ「イメージソング」を、勝手に紹介したくなっただけです。
欅とP5両方好きな人に見ていただいて、「わかる」って言ってもらいたいだけです。
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ただ、全員書くとボリュームが大変なことになるので、まずは僕が好きな2人のキャラクターについて。
僕は主人公と明智くんのCPが大好きで、自分で二次創作を書いたこともあります。
方や仲間を増やし深い闇から抜け出し、方や孤独を選び深い闇に沈んで行った、2人のトリックスター
そんな2人それぞれにぴったりかな、と思う曲を選んでみました。

※なお、以降はキャラに関するネタバレかつ欅に関するファンしか知らない情報がたくさんありますので、ご注意ください……!

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主人公 → 不協和音

youtu.be


P5やっててこの曲聴いたことない人はぜひ聴いていただきたい、そして欅は知ってるけどゲームはなあ……という方はアニメの方をぜひ観ていただきたい……!僕は、ジョーカーには不協和音が似合うと信じております。

いくつか、推しポイントを歌詞の紹介と共にいたします。

僕はyes と言わない
絶対 沈黙しない
最後の最後まで抵抗し続ける
叫びを押し殺す (oh! oh! oh!)
見えない壁ができてた (oh! oh!)
ここで同調しなきゃ裏切り者か
仲間からも撃たれると思わなかった

ちょうど、明智君が本性むき出しにするあのシーンっぽいですね。
ジョーカーの諦めない姿勢が怪盗団を、そして色んな人たちを助けていったので、この歌詞聴いてるとジョーカーの意志に通ずる部分があるなぁと。

不協和音を 僕は恐れたりしない
嫌われたって 僕には僕の正義があるんだ
殴ればいいさ
一度妥協したら死んだも同然
支配したいなら
僕を倒してから行けよ!

傷害の濡れ衣を着せられ、社会から抹殺されかけたジョーカーの反抗っぽく聴こえる部分ですね。
ジョーカーの正義は確かに仲間や彼に関わった人間の心を変えていきました。
「一度妥協したら死んだも同然」という部分には、一度落ちるところまで落ちた彼の心情を表しているようで……。
「支配したいなら僕を倒してから行けよ」はエモ過ぎというやつです。

君はyes と言うのか
プライドさえも捨てるか
反論することに何を怯えるんだ?
大きなその力で (oh! oh! oh!)
ねじ伏せられた怒りよ (oh! oh!)
見て見ぬ振りしなきゃ仲間外れか
真実の声も届くって信じていたよ

ここはジョーカーのイメージというよりは、ジョーカーから見た明智君像(あくまでも僕の想像上)のイメージです。
恐らく、かなり早い段階で明智君が敵であることは怪盗団皆がわかっていたはず。
特に、大きな力でねじ伏せられたことがあるジョーカーはその体験も踏まえて、明智君の抱えるジレンマのようなものに気付いていたのでは、と思ったり。

「不協和音」という曲自体、P5のキャラクターたちにお似合いだと思っています。大きいものに立ち向かって行く感じが……。

次は明智君。ちなみにP5で僕が一番好きなキャラクターは明智君です。
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明智君 → エキセントリック

youtu.be


実はこの曲、「不協和音」がシングルの表題曲で、「エキセントリック」はカップリング曲なのです。

本人も知らない僕が出来上がって
違う自分 存在するよ

この歌詞が明智君にお似合いポイントの一つです。
怪盗団と明智君が戦う場面で、「本物の明智君」と「獅童の認知上の明智君」が対峙するシーン。
獅童、とは作中に登場する明智君のお父さんであります。そして明智君を使って上にのし上がろうとするヤバヤバ政治家さんです。
ただ、明智君はこのシーンで認知上の明智君に出会う以前からもう、違う自分が存在していたんだろうなと。
獅童に従うのも、彼へ復讐するため。そのためなら自己の存在がどうなってもいい、という覚悟があったのでしょう。

誰もが風見鶏みたいに
風の向き次第で
あっちこっちへとコロコロ変わる
世間の声に耳を塞いで
生きたいように生きるしかない
だから僕は一人で
心閉ざして交わらないんだ

獅童の傍にいる明智君なら感じていたことだと思います。
世間には、そして怪盗団たちには、獅童という存在は良くも悪くも圧倒的な力(権力)を持っているように見えていたでしょう。
ただ、明智君にはそんな彼もまた、「風の向き」に意識を張り巡らせて生きる必要のある人間であると認識していたはず。
実際、獅童さんが怪盗団により「改心」させられたあとの、彼の周りに居た人たちの言動が物語っています。
だからこそ、明智君は最初から「一人」で居ることを決意したのでしょう。
もう少し早くあの怪盗団に出会っていれば、心を閉ざすことはなかったかもしれませんが。

I am eccentric 変わり者で良い
理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ
他人の目 気にしない 愛なんて縁を切る
はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの

とは言っていますが。
おそらく、理解されなくていいという部分までは本心でしょう。
ただ、明智君も結局「他人の目」を気にする、「はみ出す」ことの出来なかった存在なのです。
本当に「自由」を手に入れていたら、獅童固執しなかったはず。この部分については、自分すら皮肉っている明智君をイメージしています。
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言いたかったことがまとまってすっきりしました。
いや、まだ言えてないこともあるんですが。
ただ語り過ぎは両方のファンの視点で見てヒンシュクしか買わねえなって思うので、このくらいに抑えておくのがベストかなって……。
……ホントは、「風に吹かれても」期のてちのビジュアルはジョーカーに似てるよね、とか言いたかったです。
あと、他のキャラクターにもピッタリのイメージソングは考えているので、余裕があれば書きます。
とりあえず、もう一回P5遊ぼう。書いててやりたくなってきた……。
ジュスカロちゃんはドS可愛い。