世にも奇妙な物語って難しいんやなと再確認したオタク

世にも奇妙な物語 夏の特別編】が明日、放映されます。オリジナルから原作付きまでさまざまな作品が披露される奇妙ですが、なかでも注目なのが、少年ジャンプ+とのコラボで誕生した奇妙漫画賞の準大賞作品『オトドケモノ』がついに『奇妙』本編で放映されること。

 


当時読めていなかった僕もこのタイミングでようやく読んだのですが。

 


読んでみて面白いな、と。

めちゃくちゃ、面白い作品だな、と思いました。

 


ただ、『準大賞』なのもわかりました。

 


このまま『世にも奇妙な物語』で流れても「何か物足りない」となりそうだなぁ……と。

 


配達アプリという、今の時勢を反映したテーマ。

人間の欲望や怠惰、身勝手さを風刺するようなブラックさ。

どうしようもない、後味の悪いオチ。

 


これを『奇妙』というフィルターを通さずに読めたら「めちゃくちゃ面白いやん!」となるはず。

 


ただ、僕の中で感じる足りない「何か」が、奇妙にとっての重要なエッセンスなのだと思い、ここに想いをしたためております。もちろん、異論は受け付けます。

 


◆拭えない飛び道具感

これまでも奇妙の世界では、怪しいサイトを利用して破滅してしまった住人が沢山います。

 


僕のおすすめは、現実でも疑似サイトが作られる程話題になった名作『密告ネット』です。

ポイントを使って他人の秘密を知った主人公が興味本意で密告ネットにのめり込んでいく様は滑稽で、刺さるところがありました。また、因果応報でかつ後味の悪いブラックなオチは「身に起こるかもしれない」リアリティがあり、それが『奇妙らしさ』に繋がっているように感じました。

 


そう、『世にも奇妙な物語』で重要なのは、「実際に起こりそうな」フィクションであるかどうか、だと思っています。

 


その点では、『オトドケモノ』は異空間に閉じ込められる、という展開となり、急激に「実際には起きなさそうな」フィクションへ変わった気配があります。もちろん、随所にこのアプリと配達員なんか変だぞ?というフックはあったのですが……。

 


あと、この塩梅は記事を書いてても明確に「こうだ!」と言えるものはないな、と実感しているところで、それはもう絶妙な匙加減なんです。

 


例えば、『プリズナー』という作品は、主人公がビデオの世界に閉じ込められる、というお話です。しかし、ビデオの中に閉じ込められる、なんてことは現実では起こり得ないじゃないですか。なのに、起こりそうな気がしちゃう……それもまた、『世にも奇妙な物語』に存在している魅力だなと。特に、非現実感が気にならない……なんなら非現実なのにありえそうだと思わせてくる作品って「オチに至る展開が後出しではない」パターンが多いのではないかな、と。『プリズナー』の場合は、途中からビデオの中の世界に行けてましたから。

 


この勿体無い感、最近だと『不死身の夫』という作品が近いかもしれません。何をやっても生き返る夫が、実はクローンとして何回も生まれ変わっていた、という展開が後半で明かされるのですが、ここはファンの間でも賛否が分かれた部分だったと記憶しております。それならなんでもありじゃん……というね。いっそホラーっぽく展開してくれた方がすっきりした人もいるかもしれません。(とはいえ、この作品のオチはもうひと展開あるので、僕はそれ自体もギミックとして楽しめましたが)。

 


そこで、僕は考えました。

拭えない飛び道具感があるということは……「もうひと展開」を期待する自分がいる……そう、「今の結末」に、納得していないのではないか、と……。

 


◆「もうひと展開」への期待は「今の結末」への不満の証拠?

飛び道具的な展開ではあったものの、奇妙らしい厭な雰囲気が出ていたと感じる作品がひとつあります。それが『友達登録』です。

この作品、簡単に友達が作れるアプリにのめり込んだ主人公が、物語の中盤で「友達を消す = 存在が消える(死ぬ?)」という真実に気付き、今度は「友達になる」側へ回り、「友達から削除される = 自身の存在が消される」恐怖と戦う…という展開です。

『友達登録』というサイトの効力自体はあり得ないものですが、調子に乗った主人公に罰があたる、という点では纏まっていた良作だな、と。

 


実は、『オトドケモノ』を読んでいる中で「アプリを使いすぎる」→「配達する側に回る」みたいな展開があるかも…なんてことを想像しました。しかし、主人公たちはお金(送料)を正当に払っているわけだし、誰かにめちゃくちゃ迷惑をかけているわけではないので、それはちがうな、と。

 


また、主人公たちのやっている悪事も個人的には些事の範疇に感じたので、因果応報ではあるけど、より不条理の方に近いな、と。

しかしながら、『奇妙』で目の肥えた方々は、「もっと過酷な世界に閉じ込められた」住人を見てきていますので、不条理度合いももうひと伸び感じない……。いや、死ぬまであの世界に居るなんて、十分非条理かもしれませんが。

 


まあ、「もうひと展開欲しい!」という感想になってしまったことには変わりなく。ベタですけど、あの女の人が「次の配達員を探していた」という展開でも、僕はOKだったかもしれません(作者さんが、その展開だとベタだから違うオチにしようと考えた可能性もありそうですし、ここは個人の好みだなと)。ただ、オチがすっきり決まっていると、この感情には至らないはず。改めて、決めの難しさを感じました。

 


◆ドラマに期待すること

こう言っちゃなんですが、原作そのままの実写になると、僕的にも、ファンたちの中でも「うーん」という評価になりそうだなと。

それはこの作品がどうこう、というわけではなく、『奇妙』というシリーズの難易度が、それだけ高い証拠なんじゃないかと思いまして。

 


前回の特別編(21秋)だと、『優等生』という作品が良作扱いを受けました。テストに書いた答えが現実となる、面白いお話……かと思いきや、まさかのラストに僕は震えが止まりませんでした。この作品については、「どんでん返し」が決まっていたことも去ることながら、随所に散りばめられていた物語のエッセンスが最後に繋がった瞬間、『これだ!!!』となる感覚がすごくて。

 


でも、長年『世にも奇妙な物語』をリアルタイムで見てきて思うのは、そんな作品年に1本あればいいな、と。

 


そこそこ面白いと思える作品は、年8-10話もあれば半分以上はあるものです。ただ、そこそこ面白い作品って、時が経つとすんなり出てこないんです。

 


ただ、クオリティが一段階上に上がると、すぐ思い出せるレベルになるんですよ。近年の作品だと『三途の川アウトレットパーク』とか『恋の記憶、止まらないで』とか。

 


その点で『オトドケモノ』に感じるのは、名作・良作扱いを受けるか、佳作としてある程度の評価を受けるか、絶妙なラインにいるなあということ。そして何より、原作の面白い部分を昇華させて、奇妙版では「偉そうなこと言ってすみませんでした!!!!」と言える展開になっていることを期待しています。

 


明日の今頃は奇妙な世界がひとときの終わりを告げている頃。ワクワクを胸にして、寝ます。明日が楽しみだ!!!!!

勝手にAimerフェスのセトリを考えた

 
某音楽番組でたまに行われる、『○○フェス』
もし、Aimerさんが『Aimerフェス』としてテレビ歌ってくれるなら、僕はこれが聴きたい!!!という妄想を記事にしました。
ありそうなラインを意識したので、マイナー曲は全然ないですが、「ありそう」なラインを狙っています。
 
【仮想セトリ】
1: 星の消えた夜に
理屈なんてなくて、ただただ、この曲を1曲目に聴きたいな、と。前にTwitterで呟いた時は『ONE』を1曲目にしてましたが、今はこれ。
Aimerさんが常々口にしている「夜」の世界。この曲はAimerさんのそれを優しく丁寧に伝えてくれるので、まずはこの曲を聴いてほしいな、と。というかこの曲だけ歌って終了でもいいです。それくらい、Aimerさんを語る上で大事な曲だと思っています。
 
もし、今Aimerフェスが開催されたら、触れ込みとしては『残響散歌』『カタオモイ』あたりを待つ視聴者は多いはず。でも、まだ焦らしてほしい笑
僕もAimerさんのファンになって日は浅いですが、『ポラリス』はファンだからこそ知ることが出来る名曲のひとつではないでしょうか。温かくて、そして、ささやかな決意が垣間見える名曲、ぜひ聴いてほしいです。
 
3: 地球儀
2021年、世界はまだまだコロナ禍の中生まれた名曲。今をときめくアーティスト、Vaundyくんとのコラボレーションは、最高オブ最高。そして、「くっだらない夜」なんてAimerさんが歌うの、後にも先にもこの一曲でしょう!
ライブ映えするし、フェスの序盤で盛り上がるのに相応しい一曲。早く現場で声出せるようになったらいいな……。
 
4: Ref:rain
YouTubeでも1,000万回以上再生されている、Aimerさんの代表曲の一つ。
儚さだったり、ノスタルジーな雰囲気を出すことにおいては、Aimerさんって日本のアーティストの中でも随一じゃないですか(僕はそう信じてます)。
『Ref:rain』は、そんなAimerさんの魅力がこれでもかと詰まっているんですよ。
切なくて胸が苦しくなるような歌だけど、ただ悲しい歌というわけでもなく。ほんのりと陽が差しているような温かさのある一曲なので、聴いてない人には是非聴いてもらいたいです。
 
5: カタオモイ
Aimerさんの代表曲といえばこれですよね。
最後の「愛してる」可愛すぎなんですよ。
オタク的にも、ちょっと愛の重いCPとかにちょうど合うというか……何も多く語りません。ただ、この曲は次の曲とセットにして歌ってほしいんです……。
 
6: I beg you
Aimerファンに一定層居るであろう、Fateのオタクたち。AimerさんとFateシリーズの関係はまあまあ深いものがあるので、一曲くらいは歌ってほしいじゃないですか。
って考えた時、この曲しかないな、と。
『カタオモイ』と同じで、最後は「愛してる」で締めくくられるこの曲。
狂気の部分も知られてほしいので、是非歌って欲しい…!
 
7: SPARK-AGAIN
中盤から後半にかけては、『残響散歌』以外のアップテンポな曲を歌って欲しい…そこで一番最初に浮かんだのがこれ。
ライブ映えするし、とにかくかっこいいのでもっと知られてて良いんじゃないかって思いが。
 
8: ONE
今の、そしてこれからもAimerさんのライブの定番曲にふさわしい一曲。
Aimerさんの曲は、不安に寄り添ってくれるような曲が多いけど、この曲は背中をしっかりと押してくれる応援歌。
「You're the one」のところでみんなで指掲げるの最高に楽しいんだな…!
 
9: 蝶々結び
Aimerさんの歌で一番最初に、「Aimerさんが知られた!」ってなったのは、僕はこの曲だと思っていて。
Mステで歌ったり、Youtubeの再生数は去年(2021年)まではAimerさんの曲で一番多かったり。
胸が苦しくなって、それでいて優しくなれる歌詞を書く洋次郎…さすがだ…。
 
10: RE : I AM
インタビューでも語られることが多い一曲。
澤野さんとの出会いが、それ以降の『蝶々結び』『カタオモイ』へ繋がっていったことを考えると、この曲が無ければ……というのはご本人も思っているはず。
壮大なバラードはAimerさんの真骨頂。この曲で視聴者を奮い立たせてほしいです。
 
声が出なくなるその日まで歌い続ける…Aimerさん決意の一曲。
Aimerさんが歌うタイアップ曲って、基本作品側に近い印象があるんですが、この曲は間違いなく「Aimerさん」の曲。
力強くも儚いこの曲を、今こそいろんな人に聴いて欲しいなと思います。
 
12: 残響散歌
最高にして最強、今のAimerさんの個性が炸裂してる一曲。
とにかく派手で可憐で、けれどもどこか闇深く妖艶。唯一無二の個性がここにあります。
これまでのAimerさんのヒット曲は他アーティストのプロデュース楽曲が多いなか、『残響散歌』はAimerさんとアゲハ勢で作り上げた最高傑作だと疑ってないので。
この曲を世に生み出してくれてありがとうございました。
 
13: 六等星の夜
そして最後はやはりこの曲。
この曲聴いたら優しい夢を見れるので……。
始まりの曲だからこそ、沢山の歌を歌いあげて来たAimerさんが今、歌う『六等星の夜』は、見たことのない夜へ連れて行ってくれるのではないかと。
 
こういう夢を見たところで実現しないとは分かりつつも、こういう夢を見れるのも今年くらいなものなので…… 。
『カタオモイ』や『残響散歌』以外にもいい曲がたくさんあるので、まだAimerさんのことよく知らない人は是非聴いてください!お願いします!
 
 
 

2021年の世にも奇妙な物語を振り返る

昨日、今年の世にも奇妙な物語 秋の特別編が放映されました。

ある種、思い切った4作品で、賛否はありますが、僕としては「記憶に残る」という意味では、一定の水準はクリアされた回だったのでは、と思います。


今回は、「夏の特別編」「秋の特別編」を合わせて、今年の奇妙作品の総評と今後の展望を記して行こうと思います。


【ジャンル傾向について】

■恐怖系

・デジャヴ

・スキップ


■サスペンス系

・あと15秒で死ぬ


■コメディ系

・成る

・優等生


■感動系

・三途の川アウトレットパーク

ふっかつのじゅもん

 


「優等生」「ふっかつのじゅもん」はオチが結構ブラックですが、このジャンル分けが正しいかは、個人に委ねるということで一つ。

「春の特別編」がバランス良い編成だったことに対し、「秋の特別編」は全編バッドエンドという尖り具合。スタッフ陣の「新しい奇妙を作っていこう」という気概を、僕自身は感じていました。


【作品の感想】

では、ここからは各作品の総評をば。

 

今回は

・自分には合わなかった作品

・面白かった作品

・想像を超えて面白かった作品

の三つに分けて記載します。

 


■自分には合わなかった作品

『デジャヴ』

夏の特別編の3本目。気合の入っていた作品ではありましたが、消化不良気味に終わってしまった惜しい作品でした。


「8分間」チックな展開と、「あけてくれ」のようなオチ。

専門的なワードが飛び交うのはめちゃくちゃ好きなのですが、どこかでボタンを掛け違えてしまった印象が強かったですね。

個人的には、お父さんが産業スパイに殺されてしまって救うことが出来なかったエンドか、あの後の純粋なハッピーエンドで終わらせて良かったんじゃないかなと。

とはいえ、デジャヴオチを目指して構成されたであろう作品のため、あのオチを否定するのも如何なものかとは思い。。。なんとも言えません。。。こればかりは好みの問題ですね。


また、昨今の番組の編成上、特定の作品を1時間ドラマクラスのボリュームにする必要がある影響も強いのかと。ドラマ性があったので、奇妙作品として、ではなく、単発のドラマとして楽しむ分には問題なかったかもしれないですが。

合わない作品、としましたが、意欲は十分感じたので、今後も挑戦は続けていってほしいです。

 


『スキップ』

秋の特別編の1本目。よくある、主人公が特別な力を手に入れて調子に乗っていたら破滅に向かってしまうタイプの作品。。。ではあるのですが。

ストーリーのやりたいこと、演出のやりたいことがお互い邪魔をして、作品の面白さが伝わってこない、残念な作品でした。

自分には合わなかった作品、とすることも考えたのですが、不用意でかつ怖くない演出(不気味とも言えない、何かを思わせたいんだろうな、レベルのもの)で評価を下げる、というパターンが常態化しているので、これはなんとかしてほしいところ。

正直、他の監督の演出で見たかったです。

 


『金の卵』

秋の特別編の4本目。奇妙な卵の力に取り憑かれてしまった主婦が破滅に向かっていく。。。かと思いきや、自分の思い込みでした。。。と思ったらやっぱり。。。という展開のお話。シンプルで悪くはないのですが、近年だと『一本足りない』のような、ワンシチュエーションで狂いの極みを見せてくれた作品が類似であったので、インパクトに欠けたかなあと。

また、他の作品に比べてボリュームが少ないのも、不満を感じたところに。。。

コメディ系はそれでも良かったりしますが、ブラック系の作品なら、もう少しハラハラドキドキ感を楽しみたかった。。。

 


■面白かった作品

『あと15秒で死ぬ』

夏の特別編の1本目。声優の梶裕貴さんが死神役で出演することでも話題を集めた作品です。


原作付きということもあり、ストーリーは安心して、かつ最後まで楽しむことができ、演出もこれまで奇妙作品に数多く関わってきた城宝秀則監督がそつなくまとめてくれていました。


この作品に関しては「まとまっている良作」で「面白かった」という評価であり、それ以上言うことはないのですが、強いてあげるなら1点。「間合い」でした。


梶さんが奇妙に出ると聞いてめちゃくちゃ楽しみにしており、死神の演技も素晴らしかったのですが、この作品に帯びている独特のテンポ感が、僕にはもったいなく感じてしまいました。

これは、映像系(俳優さん)とアニメ(声優さん)の演技の仕方に理由があるのだろうと推測しています。

マイナス要素にするにはあまりにも些事ですが、「3つの願い」にランプの魔神として出演されていた滝藤賢一のようなバイプレイヤーが死神だった世界線も見てみたかったなあという気持ちがありました。


これは、同じ違和感を覚えた人がいたらぜひ反応してほしい、という思いで書きました。自分だけの違和感だったほうがいいのですが。

それはさておき、昨今は声優さんがドラマに出る機会も増えておりますので、今後は奇妙作品の主演として、声優さんの名前が挙がる日もやって来るでしょうね。

 


『成る』

夏の特別編の4本目。芸人の又吉直樹さんが主演の今作は、ミニマムなコメディ作品で面白かったです。

作品のボリューム上、多くを語ることはできませんが、テンポがいいコメディ作品は大事なんですよね。。。4本編成となっている現状では、テンポが良い、よりもボリューム不足感を抱いてしまうのがもったいない。。。

 


ふっかつのじゅもん

秋の特別編の3本目。ドラゴンクエストとのコラボ作品ということもあり、奇妙クラスタ的にはある程度ハードルを下げて見ていたかもしれませんが、しっかりとしたストーリーラインとコラボ先を意識しつつ奇妙作品としての絵作りが担保された演出のバランスが良く、オチ以外に関しては申し分がなかったです。

ぼうけんのしょ」が消えて主人公とパートナーの記憶もお互い消えてしまったあのオチは賛否ありますが、このコラボがある以上避けられなかったであろうオチでもあったとも思うので、僕としては好意的に受け入れようと。

むしろ、僕が今回、一番ゾクっとしたのが、ぼうけんのしょが消える瞬間でした。秋の特別編は背筋がゾクゾクする、驚きを得ることはほぼありませんでしたが、このシーンはめっちゃドキドキしました。色んな意味で。


。。。石川淳一監督のああいう演出好きなので、奇妙のホラー、もっと撮ってくれないかな(ボソッ)


■想像を超えて面白かった作品

『三途の川アウトレットパーク』

夏の特別編の2本目。『あと15秒で死ぬ』の余韻もそこそこに突入した、ファンタジックな1作。こちらも漫画原作付きのため安心して観れるかな。。。と思っていたら、想像以上にグッとくる作品でした。


主人公たちが来世は人間として戻れると思いきや、其処で出会った少年が亡くなった原因が主人公の凶行だった。。。という展開、そこからの畳み掛けは素晴らしかったです。なんかこう。。。RADWIMPSみたいな感じでしたよね、あれ(語彙力)


この作品、前半はコメディっぽくいくと思いきや、後半は切なさの大洪水。

シナリオ100点、演出100点、とはまさにこの作品のことだと僕は思います。

 


『優等生』

秋の特別編の2本目。『スキップ』がかなり消化不良だったこと、例年のボリュームの大きい作品のハズレが多かったこともあって、事前の期待値は低くしていたのですが、蓋をあけてみれば令和奇妙の中でも印象強く残っていくであろう怪作でした。


序盤から「答えを書かないとやばいことになる」「主人公に世界の平和がかかっている」という種をしっかり撒いておいてからの人類消滅エンド。

主人公が自分の名前をテストに書き忘れる、というケースは想定していたのですが、「テストには裏がある」という展開には一本取られました。


何がこの作品良いって、伏線は「伏線ですよ」とわからないものを散りばめつつ、コメディや感動が良かったため、あのオチを想起させることなく最後に突入できたことかと。

また、多少弛んだ部分はあれども、特別編最大ボリュームの作品が一番面白い作品に仕上がっていたことで、特別編自体が面白く感じられるなあと思いました。


ポップな演出を貫きつつもツボを押さえていた山内大典監督、『燃えない親父』に続いた良作を輩出し、次世代のエース候補に名乗りを上げた坂本絵美先生。お二人の活躍が今後、期待されます。

 


【来年以降の展望・要望】

新型コロナウイルスの影響を受けて、ドラマの制作体制が見直されている昨今。

奇妙作品も煽りを完全に受けていますが、来年以降は、それも少しずつ解消されるのでは、と。

それを踏まえて、来年以降の展望や希望を記して行きます。

 


◆4話編成の各話のバランスの是正

「5話編成に戻してくれ」という意見はもっともですが、現状、製作費が削られているであろう観点から、無理難題を言ってもなあ。。。という気持ちがあります。

そもそも「4話編成が悪い」のではなく、「4話編成のバランス」が悪いことの方が問題だと僕は思っていて、今回も「優等生」がほぼ連ドラクラスの時間を割いていたのに対し、

「金の卵」はレギュラー回のような時間の扱い。このアンバランスさが、中弛みや他の作品とのつながりを悪くしているのではないかと思っています。


せめて、各話20~25分程度の作品にして、4話のバランスを整えてもらいたい。

特に今回、最大ボリュームの「優等生」がハズレていた場合、他の作品では視聴者のモチベーションを維持しづらくなっていたと思うので、来年以降は各話のバランスをもう少し均衡させてほしいな、と思います。

 


◆植田監督からバトンを継げる次のスタッフさん

2000年代から奇妙に関わっている植田泰史監督。単純な年数だけで考えると、初期スタッフの方と比べて遜色のない期間携わっていることとなり、その分、植田監督がメガホンをとる機会も、どんどん減っていくのではと推測しています。

ここで直面するのが、奇妙クラスタ、安心して見れる監督少なくなってきた問題。。。だと。


近年、植田監督を除けば、岩田和行監督の作品は落ち着いて見れるものの、それ以外の方が演出に入った時のガチャ運感は否めず。今回も、山内監督の「優等生」がとても面白い作品ではありましたが、同監督の「金の卵」を見る限り、安定しているとは言い難いです。


久しぶりに奇妙作品の演出をされた石川淳一監督はスポット的な参戦でしょうし、「スキップ」の松木創監督も、ホラー専の監督さんであることから、作品傾向によっては出番がないかもしれません。


僕自身は、今回「優等生」を演出された山内監督は軸となる方だと思っているのですが、どうも長年のファンの方とは相性がいまひとつ良くないので、信頼を得るにはもう二・三作、芯を食う作品が必要だと。もちろん、作品は脚本や演者の方など、いろんなバランスが合わないと良くなりませんが、ファン的には、演出の方の手腕がとっても大事だと思っているので、安心して見ていられそうな方が増えたらいいな。。。と切に願っております。

 


◆「優等生」を教科書に

一時の低迷期を脱した奇妙作品のクオリティですが、近年、話数の削減の影響からか、構成がゴチャゴチャしている作品が増えてきたな、と。

その点では「優等生」みたく、メインストーリーがしっかりしていて、伏線がある場合はその種をさりげなく蒔いておく、このスタイルが重要なんだな、と。

また、近年は演者さんへのインタビューからある程度の展開は予想できるのですが、主演の森七菜さんが「最後まで油断できないな」と感想を抱いていた、というのをあらためて読んで、一本取られたな、と笑 出ている情報を使って観る側を驚かせてくれたところを含めて、「優等生」は、奇妙作品としても優等生的なものになったのではないでしょうか。次回以降も、この作品クラスとまではいかなくても、ストーリーが最後まで破綻していない、消化不良ではない作品を輩出してもらいたいと願っています。

 

 


今年も、奇妙を堪能できた時間は過ぎ、ここからはしばしの冷却期間となります。

でも、ファンとしてはもっとたくさん、奇妙作品を見たい。。。!

来年も放映があることを願っております。

最後に、スタッフさん・演者の方々へ、奇妙を届けていただき、ありがとうございました!

 

PS

今回「悪魔のゲームソフト」や「鍵」で使われていたBGMやSEが再登板されてたの、ファンとしては最高でした!!!!!!!!!

Aimerさんの10周年ライブのレポート書かずにウダウダしてたら遊郭編の主題歌決まっててそれどころじゃなくなった

【Aimer 10th Anniversary Live in SAITAMA SUPER ARENA】

に、行ってきましたレポートを書こうとして。
個人的にいろいろあって書けずにダラダラしていたところ、予想外のところからニュースがやって来たので。

Aimerさんへの想いを、ぶつけなきゃ!!!!!!!
と思い立って、この記事を書きました。

 

◆『攻めている』と感じたセットリスト

とにかく、『Aimer』というアーティストの想いが詰まっているライブでした。
開始すぐ、涙を流し、声を震わせながら歌っていた『トリル』なんか、伝説ですよ。感動しかなくて。
全体的にしっとり聴かせる曲で占められた、このご時世的にもピッタリの選曲(とはいえ『Run Riot』『SPARK-AGAIN』の流れは超痺れた!!!)。
そして、セトリの多くはキャリア前半の曲が多かったこともあり、来てくれたファンを信用し、
かつAimerさんの、シングルカップリングやアルバム曲まで聴いてくれているファンへの覚悟みたいなものが見えたライブでした。
(『夜の国』のPVでボロ泣きして『グレースノート』でもボロ泣きしてとにかくずっと泣いてたオタク)

 

ちょっと脱線しますが。
好きなアーティストが「××で流行った」の「××」に対して、「それは違うよ!」って言いたくなる気持ち、誰しも持っていますよね。
Aimerさんにも勿論、「××」に当たる部分がいくつかあると思っていて、

 

RE:I AM』から好きな人と
Brave Shine』から好きな人と
『蝶々結び』『カタオモイ』あたりから好きな人と
『Ref:rain』~『STAND-ALONE』あたりから好きな人と
『花の唄』『I beg you』『春はゆく』あたりから好きな人と

 

大型のタイアップや、別アーティストのプロデュースによってヒットした曲から入ったファンは、当然ながら多いんだろうなと。
(僕も『六等星の夜』が出会いですが、本格的に聴き始めたのは『Black Bird』からなので)

 

ただ、其処には結構、アーティスト本人以外の色がついていますよね。
Aimerさんのyoutubeの再生回数上位に居る『蝶々結び』『カタオモイ』『I beg you』は、どれも本人作詞ではありません。

 

今回のライブでは『蝶々結び』こそ歌われましたが、ここ最近のヒット曲はほぼスルー。
こんな思い切ったセトリでライブしてるAimerさん、雰囲気はふわふわしてるけどめちゃくちゃ攻めててかっけえな!!!
と、勝手にテンションを上げていました。

 

今思えば。
色んなものがあっての、あのセットリストだったのかな、と邪推したり。
というか、人間だから、そういうふうに思わずには居られなくて。。。

 

◆青天の霹靂とはこのこと

2021年9月25日、23時40分ごろを境にして、平和だったAimerさんのTwitterのサジェストワードは様変わりすることになりました。

 

呑気に見ていた『鬼滅の刃 無限列車編』の再放送。
CM乱発の各駅停車ぶりをゆるく楽しみながら、僕の一番の期待は。
遊郭編に登場する天元様の新規カットがないかどうか、でした。
(過去のブログに天元様にハマった理由が書かれていますので暇な方はそちらもご覧ください)
ワクワクしながらその時を待っていたのですが。
待っていたのですが。

 

12月開始の遊郭編の前に、無限列車編の新規シナリオと再構成版が2か月あるという情報が入り、
当然の如くLiSAさんの主題歌が決まり、
で、遊郭編の【LiSAさん】の主題歌はどんな感じになってるのかな~~~~~?????と待っていたら。

 

 

ん?
んんん???
このハスキーな声は???

 

 

そして、テレビの画面に映し出される、
【Aimer】の文字。

 

 

おおおおおおおおおおおおおおお????????????
Aimerさんが??????遊郭編の??????OPとEDを歌う!!!!!!!!!

 

 

『残響散歌』
もう既に良い曲じゃん!!!!!!なにあの「ターラララッタラー」みたいな!!!!!!超かっこいいじゃん!!!!!!!!

 

『朝が来る』
えっ、ちょっと前に別のアニメの主題歌で『春はゆく』歌ったばっかじゃん!!!!!!!!
梶浦さんのプロデュースだって!!!!!!!!!もう良い曲になるの確定じゃん!!!!!!!!!!!!!

 

 

その後、Aimerさんのレーベル移籍が発表されたりして、ファンの情緒はボロボロに(いい意味で)なりました。

 

 

ただ、落ち着いて考えてみると、今までなんとなく「自分しか知らないかも」的な存在で居続けたAimerさんが。
セールス的な結果がどうなるかはともかく、否が応でも大多数に「知られる」ことが差し迫っているんだな、と思うと、複雑な気持ちになりました。

 

◆『バトンタッチ』は突然の事

『紅蓮華』『炎』と、鬼滅の刃関連曲で一躍時の人となったLiSAさん。
でも、元からLiSAさんを好きだったファンからすれば、少し複雑な部分はあったでしょう。

 

僕も、LiSAさんは『crossing field』『Catch the Moment』がめちゃくちゃ好きで、
テレビで歌うLiSAさんを見ているとたまに(昔の曲歌ってくれないかな…)って思っちゃったりする時があって。

また、今年に入って色々あったらしく、活動もお休みされたとのこと。
お休みの経緯には触れませんが、何時までも【鬼滅の刃の人】のままで居るのは、あまりにも大変すぎます。

 

とはいえ、爆発的ヒットタイトルの、それもアニメに負けずヒットしたアーティストの後を受けるアーティストって、すごく難しい立ち位置だなと。
めちゃくちゃ有名なアーティストを持ってくるのは「作品に乗っかってる」感が出そうだし。
とはいえあまりにも一般知名度が薄いアーティストだと「誰」「ごり押しか」みたいなネガティブイメージが尽きそうだし。
何より、アニソンを歌い続けて来たLiSAさんからバトンを引継ぎ、今後アニメの続編が作られたとして、一般寄りのアーティストにバトンを引き渡す選択肢が出た時。

 

確かに、Aimerさんがちょうどいいところに居るのかも、と思ったのです。

 

ガンダムFate関連の主題歌でオタク層の信頼度はある程度掴んでいる一方、
『蝶々結び』『カタオモイ』『コイワズライ』あたりで若い人に受けている曲も多く。
Black Bird』『STAND-ALONE』等、映像系のタイアップからファンも獲得した実績を踏まえると。

 

なんか、ちょうどよさそうな人選だな…と。

 

まあ、そういう想像は置いておいて。この話は結構前から決まっていたでしょうし、タイミングさえ合えばライブでの発表もあったのかも、とか思いつつ。
むしろあのライブで感じたAimerさんの強い意思、この大型タイアップがバックに存在していたのが背中を押すような形で、Aimerさんの決意をより強くさせたのかな、なんて、考えてみたりするのです。

 

◆『変わったとしても』ファンはあなたの歌を待っています

ライブは、夜が明けるまでを描く流れになっていましたが、奇しくも、新曲に『朝が来る』というタイトルがあり、
Aimerさんが大切にしていた夜の世界には再び、陽の光が差すこととなりました。
その光は、ひょっとするとファンがびっくりするくらい長く続くかもしれませんし、その光がパタッと消えてしまうかもしれません。

 

ファン歴が浅いからこそ言えるのかもしれませんが、
僕はAimerさんが描く、夜が明けた世界も好きなのです。
特に『ONE』は辛い時・苦しい時に奮い立たせてくれる、力をくれる一曲で、
夜の世界を大事にしているAimerさんだからこその一曲。とっても大好きなんです。

 

ちょっと前に「歌番組とか出てほしいなー」って思っていたのが、いざ可能性が高まると、
「出なくてもいいかなあ」とか思っちゃうのがファンのずっこいところなんですが。
どんな場所に居ても、ファンは必ず、耳を澄ましてAimerさんの歌を待っているので。

 

めちゃくちゃ、此処からのご活躍が、楽しみです……!!!!!!!!

10年を振り返って1曲ずつ選んでみた

この10年間で、各年1曲だけ選びなさい、って言われたら何を選ぶだろうか。
ふと思ったので、纏めてみた。

 

▼2011年
LiSA「oath sign

当時はFateとかぜんぜん知らなかったし、友達がカラオケで歌ってる曲、ってイメージしかなかった。
でも、Fate/Zeroを見たときに、このOPが熱くて熱くて仕方なかった。とにかくカッコ良い。
LiSAのパブリックイメージはすっかり鬼滅の刃になったけど、この曲でしょ!ってなる人も多いはず。

 

▼2012年
乃木坂46制服のマネキン

マギのEDを乃木坂46が歌うことになって、この機会だし乃木坂の曲ちゃんと聴いてみるか。。。ってyoutubeで検索したのがきっかけだったような。
後に「インフルエンサー」とか、有名な曲も出て来るけど、僕は乃木坂と言えばこの曲、って未だに思ってる節がある。
だってカッコ良いんだもん。

 

▼2013年
サカナクション「ミュージック」

当時サカナクションのファンだった僕は、この曲を聴いて感動した記憶がある。
生きてく上での葛藤とか、虚しさが詰まってて、それは学生だったあの頃も、社会人になった今も変わらないなあと。
また、今は、サカナクションを卒業している自分にも気付かされた。

 

▼2014年
椎名林檎「NIPPON」

カッコ良いの一言に尽きる(カッコ良い言い過ぎでは)。
自分を奮い立たせるときに未だに聴く一曲。
「アンセム」の名に相応しいなあと。
今年のオリンピックとかで聴きたかったなあとか思ったりして。

 

▼2015年
[Alexandros]「ワタリドリ」

社会人一年目、とにかく辛かった日々を支えてくれた一曲。
毎日上手く行かなくて夜な夜な泣いてた時、傍に居てくれた一曲。
個人的には2010年代のトップ3には入る。それくらい好き。

 

▼2016年
BUMP OF CHICKEN「Butterfly」

どうやったら死ねるかしか考えていなかった年。
そんな時に僕をこの世界に踏み留めてくれた大切な一曲。
昔のBUMPが良いっていう人は多いけど、僕は今のBUMPが好き。

 

▼2017年
神様、僕は気づいてしまった「CQCQ」

そして、復活した年…とは言っても、この年も苦しかったな、色々と。
あなたのことはそれほど、という名ドラマの主題歌だったからめちゃくちゃ聴いたけど。
当時の僕の心の叫び、って感じで、なんとか生きてたあの日々にちょうど良かった。

 

▼2018年
欅坂46アンビバレント

欅坂を知って一気にハマったのがこの年。
サイレントマジョリティー」「不協和音」と代表曲はあれども、僕にはこの曲がちょうどいい。
「孤独なまま生きていきたい」「だけど一人じゃ生きられない」
この歌詞最高に好き。

 

▼2019年
Aimer「I beg you」

前年の「Black Bird」からのこの曲。
中途半端にFateに触れ始めた僕が三連休を使ってUBW見てFate/Zero見て、HF観に行って…のこの曲だったので色々強い。
人間の、グロテスクな部分が全て詰まってるけど、愛を感じるんだよなあ…究極のラブソングって感じで。
あとこの曲のPVで浜辺美波好きになった。
そしてこの年名曲ぞろいじゃない???(結構迷った)

 

▼2020年
milet「Prover」

前年に「inside you」「us」を聴いてたところから好きになりかけて、のこれ。
アニメ(FGO)知らない人が聴いてもレクイエム歌ってる感じ伝わって来るでしょ。
それが好き。聴いてて毎度泣きそうになる。

 

【総括】
・カッコ良い曲が好き
Fate関連強い
・有名な曲は多いけどみんなが知ってるってわけでもない絶妙なラインが好き

2021年前半戦の前田大和選手を振り返って咽び泣くオタク

 


一人の、前田大和選手を応援しているファンとして。


「あ、今年で終わってしまうのかもしれない」


そう思ったファンも少なくないのではないでしょうか。


***


プロ野球が開幕してしばらく、チームの低迷に連動するように、大和選手は攻守に精彩を欠いていました。


昨年、規定打席には届いていないものの、自己最多となる4本のホームランを放つなど、バッティング面では「守備の人」という過去の印象を変える活躍を見せていました。しかし今シーズン序盤は、弱い打球が二遊間に飛んでいく凡打ばかり。

さらに、チーム方針もあって減量してシーズンに入ったにも関わらず、求められていたスピード感のあるプレーは影を潜め、守備では送球やフライ捕球の不安定さが目立ちました。


4月下旬には、セカンドを守っていた柴田選手と交錯。柴田選手が故障で離脱してしまうのですが、当時結果を残していた柴田選手が欠けてしまったこと、大和選手が結果を残せていなかったことが重なり、ファンのヘイトが大和選手へ向けられていくのをひしひしと感じていました。


正直、この時期は見ていられませんでしたね……。阪神時代から、一度トンネルに入るとなかなか抜け出せなくなるタイプの選手だとはわかっていましたが、今回の様子は今までと明らかに違っていました。今までは打てなくても走塁や守備でカバー出来ていましたが、今年は走塁・守備ともに今一つ思い切りがないように見え、それが次のミスへ繋がっているようにすら感じていました。


こんな姿を見続けるならいっそ試合に出てほしくないと思うほど、大和選手は結果を出せないままだったのですが、5月に入ると倉本選手がプレー中に負傷。調子の上がる兆しは見られないまま、大和選手はグラウンドへ立ち続けました。


***


そんな大和選手の苦悩が垣間見えたのは、5/21のヤクルト戦。大和選手は9回に勝ち越しのタイムリーツーベースを放ち、ヒーローに選ばれます。その試合後、球団の広報動画にて大和選手が勝ち越しの一打を振り返ってポツリ、言葉をこぼします。


「救われました。自分も含めて」


チームは5連敗中。そして、その試合では失点につながるエラーをしていた大和選手。チームを、そして大和選手自身を救う一打は、これまでの憑き物が取れていくような、大切な一打でした。


ここから少しでも力強いバッティングが戻って来れば。ささやかな願いを抱いていましたが、それからまもなく。

大和選手は驚くべき活躍を見せるのです。


***


今年の交流戦。チームは3位に入る活躍を見せます。ちなみに、ベイスターズ交流戦で9勝をあげましたが、大和選手は「3度」も、チームを勝利に導くバッティングを見せました。


楽天戦、実績のある涌井投手から放った逆転のスリーランホームラン。


ホークス戦、同点に追いつかれ嫌なムードが漂う中で生まれた勝ち越しのタイムリーツーベース。


そしてロッテ戦。

日程上の都合で、横浜スタジアムでの前半戦の試合が最後となる大事な一戦で放った、サヨナラタイムリー。


DAZNで解説していた佐伯貴弘さんが「得点圏の鬼を超えて、神」と評するほど、得点機に異常なほどの勝負強さを見せた大和選手は、序盤の戦犯扱いから一転、チーム躍進の一翼を担ったのです。


***

 

今年の大和選手を語る上で、必ずと言っていいほどついてくる言葉が、「チーム最年長」でした。

しかし、その言葉で片付けてしまえるほど、大和選手の感じていたプレッシャーは小さくなかったのでは、と推測されます。


三浦大輔監督が開幕直前に発売された雑誌のインタビューにて語っていた、「開幕一軍が内定している野手」の中に、大和選手は選ばれていました。

他は、キャプテンの佐野恵太選手、宮崎敏郎選手だけ。成績だけで判断すると大和選手は他の2選手よりは劣りますが、経験やユーティリティさを含め、大和選手は監督からの厚い信頼を得ていました。


さらに、大和選手の名前が本人以外の口から語られることも多くありました。

牧秀悟選手のコラムでは、バッティングに悩む牧選手に対して「牧、変えんなよ」とパワーワード……ではなく、アドバイスを送っていたことが語られました。あの低音ボイスでそんなこと言われる牧くん羨まし……いえ、自身の調子が悪い中でも、牧選手の悩みに応える大和選手の姿は頼りになる先輩そのもので、シーズン通して、牧選手と大和選手の関係はより深くなっているように感じています。


また、佐野選手と対談した石川雄洋選手はいろんな人とたくさん話をしたらいい、というアドバイスの中で「大和とか、先輩もいっぱいいるんで」と名前を出してくれたり、ネフタリ・ソト選手もインタビューのなかで大和選手の名前を挙げてくれたりして、チームの中では特別な存在となっているのかな、と思っています。


(ファンとしては不思議な気持ちになることもしばしば……だって、去年退団したホセ・ロペス選手と大和が仲良かったなんて知らなかったもん……あの人自分の話は全然しないから……。まったく。)


自身のコラムでのインタビューでは、桑原将志選手を気にかけている様子でした。先日受けていたインタビューの中でも、仲の良い選手として大和選手は桑原選手の名前をあげていたことから、良い関係性が築かれているようでした。


プレー中も例年以上に投手への声かけを行なっているように見えており、頼もしさ、は行動や評価にしっかりと現れています(ピンチの場面で投手に声をかけた後、大和選手の方に打球が飛んでかつアウトにする感じかっこいいですよねわかりますよね)。


例年にないプレッシャーや、加齢に伴う体調の変化が序盤の不振に繋がっていたようですが、バッティングについては復調し、前半戦は打率.255、打点は現時点で去年と同じ23を稼いでいます。

今年の打撃成績で特筆すべきは、得点圏打率の高さ。通算で見ても、通常の打率より得点圏打率が3分ほど高い大和選手ですが、今年は.408(49-20)と非常に高く、チャンスで打ってない時の方がおかしいと思うレベル。一時は「得点圏になるとオースティンになる」と言われることも。

一方、年々守備範囲やスローイングの不安定さを指摘されるショートの守備については、いよいよ限界が来ているのでは、とも。

特に、今年は球際に弱くなっている印象で、前半戦の最後にショートでスタメン出場していた森敬人選手の守備を見ると、範囲や肩の強さ、スピード感に大きな差を感じました。

もちろん、これを「守備が下手になった」なんてファンは言いたくないのですが、衰え、というものは避けられないもの。個人的には、阪神時代にショートを守っていた鳥谷選手の守備に翳りが見えてきた時期を思い出しましたね。


***


ただ、いつかの試合で解説の佐伯さんが大和選手を「チームのお兄ちゃん」と評していたように、大和選手は成績以上の存在になっているようで。


あのサヨナラの試合は、その集大成でした。


サヨナラタイムリーを打ったバットにあやかろうとする若手選手たち。そして、大和選手の体を抱き抱える助っ人選手たち。特にタイラー・オースティン選手は、その日打席で腰を痛めた素振りを見せたので心配していましたが、「大和を抱き抱えるくらいなら大丈夫やろ」と思うくらいに喜びを爆発させていました。


大和選手が「精神安定剤」と語る田代コーチの存在も大きいようで。チャンスになると一時期はベンチに居る田代コーチがカメラで抜かれ、本当に打っちゃうのがすごかったです。佐伯さんに「恋人が見てますよ」と言われてたのは少し草が生えましたけど笑


ただ、僕の中で一番心が動いた一打は、交流戦後の広島戦でした。負けが濃厚になっていた試合で、9回に猛反撃を果たしたベイスターズ。10-12となり、二塁に楠本泰史選手を置いて、相手投手は今シーズン抜群の安定感を誇っている守護神、栗林良吏投手でした。


その打席の中で放った、ホームラン未遂の一打。ベンチも喜びかけた特大ファール。

あの一打に、僕は心を揺さぶられました。


しかも、その後しっかり粘ったのち、三遊間をしぶとく破るタイムリーを放ち、ベンチに視線を送る大和選手がめちゃくちゃかっこよくて。その試合、負けてはしまいましたが、こんな試合を見せられて応援しないわけがなく。


***


初めて大和選手に言及したブログを書いたのが去年。モデルチェンジを果たし、息の長い選手になってくれるのでは、と思いつつ、レギュラーとして活躍するのは去年がラストだろうな、と思っていたのですが。

まさか、その期間が延びるとは、ファンとしては夢にも思っていませんでした。


しかし、レギュラーとして活躍を拝めるのは、今年が最後のシーズンでしょう。

セカンドには牧選手が、ショートには森選手が居るベイスターズは、きっと強くなります。センターにも桑原選手が返り咲き、キャッチャーでは山本祐大選手が第二捕手としての座を獲得しようとしています。

新戦力の台頭はチームとしては嬉しいですが、新しい戦力が増えるということは、同時にその枠が奪われるということ。大和選手も、今は「レギュラー」ではなく、「ユーティリティ」として試合に出場している、そして今のチーム状況だから、スタメンとして出場している……のだと思っています。


でも、何故かホッとしてもいて……。大和選手がベイスターズに必要とされる選手となった喜び、そして、若い選手にも慕われている様子が、その喜びを加速させています。


とはいえ、ショートでゴールデングラブを取って欲しい……という願いは、おそらく叶わないと思います。ただ、今は別の「達成して欲しい」目標が出てきました。


それは「1000本安打」です。


現在、大和選手は807本のヒットを放っています。残り193本になったこの記録は、難しい数字ではありますが、決して不可能な数字でも無いと思います。

現役をどこまで続けられるか、という要素も絡んでは来ますが、これまで守備力を買われて活躍してきた選手と違いがあるとすれば、バッティングにも魅力があるということ。

球種を絞って打てること、勝負強いバッティングは魅力で、年々長打を打てるようになっている点から、代打として起用される可能性もゼロではなくなってきました。さらに、全盛期ほどではないとはいえ、走塁や守備力は決して低くありませんから、代打として出場した後も試合に出続けられる力を持っています。そして、大和選手の持つ守備の巧さは確実に若手の選手へと引き継がれて欲しいものなので、牧選手や森選手のコーチとしての役割を考えれば、まだまだ大和選手の役割はたくさん残っているのです。


さいごに。

色々書いてきましたが、ホントに、本当に、4月5月は応援していて辛かったです。

移籍して3年間、初年度こそ思うような活躍は出来ませんでしたが、2年目にはショートとしてほぼ全試合に出場し、規定打席にも到達しました。昨年は先ほども書いた通り打撃で結果を残し、選手寿命が着々と伸びているなぁ……と思ったら……だったので。

だから、交流戦バチバチに打っていた時はとても楽しかったですし、交流戦が終わってからも、打率.250近辺をうろうろしているので、ひとまずホッとしています。


後半戦は、森選手がショートを守る機会が増えそうな反面、起用法が多岐にわたる予感もしています。もしかしたら、外野手として出場する、なんてこともあるかな……と。


ただ、言えることはひとつ。


チームの力に、いつまでもなっていてほしいな、と。

そして、いつまでも、楽しく野球をしていてほしいなと、一ファンとして願うばかりです。

5年ぶりに心療内科へ行って来た

思い出すのは、2016年の秋口の事。
仕事が忙しくていっぱいいっぱいだった僕は、ある日突然「もうダメだ」と思い、都内の心療内科を訪れました。

 

毎日が辛くて、「死にたい」「消えたい」とばかり嘆いていた僕に下された診断は「うつ病」。
その日、ショックだった僕は実家に泣きながら電話した記憶があります。
ただ、その時期のことは、実際のところ殆ど覚えていません。(その時期のツイログを見ると、色々ヤバそうなことばっかり呟いてたのでTwitterのフォロワーさんたちにはかなり心配と迷惑をかけていたようです。。。)

 

その後、半年程仕事を離れ、新たな環境でリスタートして4年が経ち、充実した日々を送っていましたが。

 

2021年7月。僕は再び、心療内科を訪れました。

 

 


「自分を変えたい」が全てのきっかけ


自分の性格の一つとして、とにかく全てを自分のせいにしてしまう、ということがあります。特に、チームで何かしていることが上手く行かないと、「自分が不甲斐ないからだ。。。」と落ち込み、悪循環に繋がることが多くありました。(これ、本当の自分の改善点や気を付けないといけないポイントがごっちゃになっちゃうので、なんのメリットもないんですよ。。。!!!)

 

また、自分が嫌だな、と思うところは色々あって
・周りにめちゃくちゃ気を遣う
・気を遣う割に後先考えず発言してしまう
・周りに合わせようとして思ってないことを言う
・注意されたり怒られたりするだけじゃなく、優しく教えてもらうだけで泣きそうになってしまう(訳もなく)
・周囲の雰囲気に影響される(しんどそうにしていると自分もしんどくなる)
・その他いろいろ


自分のことは嫌いだけど、プライドはかなり高くて自分を良いように見せたい。けど、感情的になることが多く我慢するとストレスになってどんどん落ち込んでいく。。。
どんなに良い環境に居たとしても、自分の性格でその環境を手放してしまうのは嫌。コミュニケーション限定のセミナーに通ったこともありましたが、それをうまく活用することが出来ず。(PS5何台買えるねん、ってくらい払ったんだよな。。。)

 

まあ。。。自分のことが、どんどんわからなくなっていっていました。

 

特に最近は眠れなくなったり、朝起きても目覚めが悪かったりで、体調がおかしくなっていきます。寝れたとしても、悪い夢を見たり、小刻みに起きてしまったり。また、12時に寝ようとしても、1時から30分毎にアラームをかけないと眠れない、という状況が続いていました。

 

そんな時、「病院に行くという選択肢があってもいいのでは」とアドバイスを受けます。アドバイスを受けるまでの僕は、「こんな事くらいで」行く場所ではないと思っていましたが、とはいえこのままでは、かつて「うつ病」を診断された時みたいになってしまう。。。そう考え、僕はアドバイスを実践しました。

 

とはいえ、「まずは福祉センターなんかで相談を受けた方がいい」とも言われたので、まずは自治体のサービスに電話をかけてみました。
電話の結果、精神疾患かどうかを判断するため、「カウンセリングを受けられる精神科や心療内科へ行った方がいい」と言われたので、僕は5年ぶりに、心療内科の扉を叩くことになりました。

 

 


「先入観」が崩れていく瞬間


心療内科は、色んな理由で悩みを抱えている人たち、それも、生きるのが辛くてギリギリの状態まで来ている人じゃないと行けない場所。。。というイメージを勝手に抱いていました。
ですが、僕が行ったクリニックは、僕のイメージとは少し違いました。
受診されている方の中には、確かに具合の悪そうな方は居ましたが、外見では大丈夫そうな人も居ました。(語弊を恐れず言うと、心療内科とは無縁そうなツーブロックのサラリーマンとか)
カウンセリングを受けて出ていく人の表情も決して暗いものではなく、診断を受けていない段階で「もう少し早く来ても良かったのかも」と思ったりしていました。

 

しばらく待っていると名前を呼ばれ、医師の問診が始まります。
事前のweb問診の結果をベースに話を聞いてもらったのですが、まず驚いたのは、僕が5年前に診断を受けた「うつ病」が、厳密では「うつ病」ではない可能性があったことです。
幻覚が見えたり、お金がなくなる等の破滅的な妄想をしてしまったり、突然意味もなく死にたくなったりしますか、と問われた僕は全てにNOを返すと、「その時は『うつ病』ではなく『強いうつ状態』だった」可能性を指摘されました。

 

「じゃああの時うつ病って言われたの何だったの!?」と同時に、ちょっと楽になった自分も居たり。僕自身、あの時の診断が正しかったか、そういうことを考えられる状況ではありませんでしたから。
また、他の病気の症状と区別するため、血液検査が診断の一つにあるなど、逆に「このクリニックでうつ病って言われたら角度高そうだな」なんて考えたり。

 

そもそも、性格以外の部分で自分が抱えている悩みを相談すると「その状況は誰でもプレッシャーだししんどくなるよ」と言われました。
こう。。。自分としてはどこかホッとしました。僕のことを全く知らなかった第三者がそう言うなら自分のしんどい感情は間違ってないんだなあ、と判断出来たので。 

 

ここまでは、自分にとってプラスなことの連続でした。しかし、驚きはもう一つやってきます。それは、「せっかくだし受けとくか」とお願いした、ADHDの簡易テストの結果でした。

 

 


もっと、自分のことを知らなくちゃと思った瞬間

 

別の日、カウンセリングを開始する事となった僕は、来院後に簡易テストの結果を渡されます。
いくつかテストは受けたのですが、テストのうち「DSM5テスト」についてはあらかじめ答え合わせが出来ており、僕の場合、H(多動)に当てはまるケースが5つあったため、多少の傾向はあるかもしれない、くらいに考えていました。
しかし、もう一つのテストの結果に、僕は思わず驚いてしまいました。

 

「ややADHDの傾向があると考えられます。」

 

え??????????
やや、傾向がある??

 

「やや」を調べると、「少し」と出て来るので、言葉の意味合いとしては「少しADHDの傾向があると考えられます」になりますね。でも「少し」って何。少量って人によって違う定義の最たるものの一つじゃん??????????

 

その日はカウンセリングだったのですが、終わってもなお、「やや」ってどのくらいの傾向なのかをハッキリ出来ないまま、一週間が過ぎていきました。

 

ただ、同時に思ったことはありました。
僕は、僕のことをまだまだ知らなかったんだな、と。
遠い理想を追い求めるけど、いつだってその理想には届かない。頑張り切れない自分が居て、周りに「よく頑張ってるよ」と励まされても、「そんなことない」と自分を否定し続けた29年間。

 

色んな人からアドバイスを貰ったり、悩みを聞いてもらったりしたのに、変わらないまま歩き続けた29年間の集大成が『やや』に詰まっている気がしました。
そしてほんの少し、ほんの少しだけですが、楽になりました。自分の、根源的な部分を一つ、知れた気がして。

 

そして、自分が納得いくまでは、カウンセリングを受けてみようと思っています。

 

 


このブログを纏めた理由


不特定多数に読まれる媒体でこの出来事を纏めたのには理由があります。
僕みたいに、「何でも自分のせいにしてしまう」だったり、自分の性格で悩み、それが生きていく上で悪循環になってしまっている人が居たら、こういう選択肢もあるんだよ、と知って欲しかったからです。

 

僕自身、行く前は不安が多く、「話を聞いてもらえなかったらどうしよう」「しょうもない悩みだなって思われてたらどうしよう」なんて思っていたのですが、行ってみたら思いの外あっさりしていて「風邪引いたときに内科へ通う」感覚に似ていました。

 

また、自覚しているパーソナリティと、テストやカウンセリングから得た客観的な評価の「ズレ」に気付くこともありました。

 

僕の場合、変えようとしている性格は「何でも自分のせいにしてしまう」です。一方、「周りに気を遣ってしまう」「感情的になってしまう」という悩みは、悩みに矛盾が生じていることから、僕自身、もう少し自己分析が必要なんだなと痛感しました。
自分を知るには結構エネルギーも使うのですが、どこか希望も見えています。ここを乗り越えれば、また違う生き方が出来るのではないかな、と。

 

ちなみに、「何でも自分のせいにしてしまう」のは「自分に自信が持てない」部分に通ずる部分があり、その対策として、「タスクノート」を作り始めました。
ルールは、
・その日やる予定(仕事・家事・趣味等)を付箋に書いてノートの前の方から貼っていく
・終わったものは日付に区切ってノートの後ろに貼っていく
・余裕があればタスクが完了した時間を記録しておく
以上です。

 

今までスケジュール帳やTODOリストを活用していた時はあったのですが、それは自分にはあまり合わず。。。
また、その日自分がどんなことをしたかを可視化していないと「自分は何もやれてない」と考えてしまうので、まずはそれを改善したかったのです。
ちょうど、クリニックで頂いた本にあったアドバイスの「付箋にやることを書き出す」というものをアレンジしているのですが、今のところ1週間続いています。これが継続できれば、優先度付けやタスクの粒度をルール化出来ないか挑戦する予定です。

 

まあ、仰々しく書きましたが、承認欲求が強いだけじゃないの?と問われるとそれまでなんですよね笑
ただ、これからも僕の変化の軌跡を残すために、随時更新していく予定です。頑張ります。応援してください。